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あっという間に5月ですね。

今日は5月2日。

4月が思い出せない程、昔の気分です。年度が変わり、アシスタント君も変わり…と只々忙しくしていた気がします。

花見はしたかな?と写メを見ていると、京都のレッスン後生徒さん達と教室近くを歩いていました。雨上がりでしっとりした桜でした。

疎水の桜

 

花キューピットさん主催、フラワードリームでのジャパンカップの審査を今年も務めさせていただきました。毎回気持ちが落ち込む程しんどいお役目なのに…。きっと新しい才能と出会いたいと思う気持ちが強いせいでしょうか?コンテストってある年代では必要と思います。競う事、良きライバルと出会う事、憧れを現実と見据える事等々…翻ってコンテストは不条理であり、非情でもあります。

較べる事が本当に必要かと思ったりします。個性を較べてどうするんだと。私は技術はあって当然と思う方なので。独創性といっても今や幻想みたいな気がするし、(実際自分自身が自分の作品を独創性があると思わないので)アイデア勝負は若い人達であればそんな気になりませんが、これも下手をすると上手くてもアトラクションに見えてくる事があるし審査するって大変しんどい事ですね。

審査員自体も各々の花への感性、人間性を問われていて自分が審査されている気がします。

このコンテストの翌日、再び京都へ。レッスン後2日程体が空いたので久しぶりの京都観光してきました。1日目は小雨の中、萌葱色から新緑に移り変わる季節。やっぱり京都って良いなと思いましたね。スタジオから徒歩15分圏内を半日歩きました。大抵は人で溢れかえっているのにほとんど人のいない静かな午後でした。ここ数年人の多さにうんざりで歩いていなかったのですが、やっぱりいいですね。原生林って暴力的だし、人の手が程よく入って、より自然が身に沁みる感じがいいです。これって花をいけるのと同じだなあと思います。

2日目はレンタカーで北山の方へ。高雄の神護寺の薬師如来様を拝みたくなり階段を覚悟して登ってきましたが、(約50年ぶりです)キツかったです。

閉門ぎりぎりで本堂へと急ぎましたが最後の石階段にとどめをさされた足腰でした。閉まりかかった本堂で親切なお坊様に御本尊の真前まで案内してもらいましたが私の最初の一言は「えぇこれってイメージと違う」でした。50年前の印象で全く違うと言う私に10年前からライトアップしているのでライトをお消ししますと穏やかなお坊様。わざわざ消しにいって下さいました。「これです、これが私の好きな如来様です。」と私は年がいもなく叫んでました。まあほとんど真っ黒な物体に見えるのですが妖艶なお姿です。50年って一瞬だなと思いました。私、花の道に入って今年50年になります。

一人の人間にできる事って無に等しいなと思ってみたり、人生って短いなと思ってみたり、永遠の中にこの一瞬があるんじゃないかと思ってもみたりで新緑の山の中でちょっと哲学?してきました。

今日は6月のグループ展と11月の個展の作品を同時制作です。

14日、母の日まで制作三昧です。一瞬だって大切は大切ですよね。

フローリストの皆さん母の日頑張って下さい。

南禅寺の山門から

 

南禅院の庭園。 広くないのに広いです

 

南禅寺の中のお寺さんの落ち椿。椿って逆さに落ちるんですね。

 

同上。狭いのに美しい。

 

神護寺本堂への最後の階段。

 

神護寺から見下ろす清滝川の渓谷。もうこの場所に来れそうも無い。

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年度末です。

フローリストの皆さんは忙しかったと思います。お疲れさまです。

私は年度末といっても実感は無いですが、やっと消費税の申告が終り、経済的に青息吐息です。

体力も格段に落ちたのを実感します。

現状を、少し先の未来を考えると狂いそうになるので身体の痛みを我慢して、またまた木を削っています。

11月の個展用です。

まあ作品作りに逃避している状態ですね。他にすべき事がいっぱいあるのですが。

6月に横浜のバンカートでグループ展があります。予定していた作品を全く別の物にするため、

庭の竹を根こそぎ掘り返しました。(一本だけ残しましたが。未練がましいですね。)

20年の間に2本から20本程度に増えていました。寂しい限りです。

全部作品化します。長い間楽しませてくれて感謝です。

庭も変わりましたが私も変わらなくてはならないように思えます。

そんな事を考える年度末です。

3年間の約束だったアシスタント君が今日で終りです。

彼で9代目。色んな方にご迷惑をかけ、感謝して生きさせていただいてきましたが、

本当に9代目はもちろん今までのアシスタントに感謝の思いでいっぱいです。

その事を改めて感じる今年の年度末です。

別れと出会いは常と言っても、感慨深いです。

新しいアシスタント君は19才!!孫ですね。

パソコンができない私に変わってこのブログは彼が変わってやってくれます。

卒業するアシ君が幸せであってほしいと切に願います。

この3年が彼にとって良い思い出であってほしいものです。

 

 

 

 

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ちょっと嬉しいことがありました。

 

ちょっと嬉しいことがありました。

確定申告の為の数字を眺めている日々に嫌気がさしてきた頃、

元アシスタントの一人から連絡がありました。

環境省主催の「みどり香るまちづくり企画コンテスト」で

環境大臣賞を受賞したとの事でした。

後で提供資料が送られてきましたが80ページ以上の量です。

たった一人の団体?でよくこれだけの仕事量をこなしたものだと感心しました。

それにまぁこれが良くできている!!

各審査員が項目別に減点方式の審査で何と100点満点!!

もし私が審査員だったらどこか減点しているところですが。

まぁ穴の無い企画案でした。

今回で11回目というコンテストですが100点満点は初との事です。

凄いといわざるを得ません。

一人の団体と書きましたが、一応書類上、私が顧問。(深夜の箍饕未冒蠹疲れました)

園芸家の杉井志織が(彼女は20年以上私の生徒で彼の先輩)相談役となっております。

という事で3月1日、私達3人で

環境大臣賞の授賞式に行かなくてはならなくなってしまいました。

他の入賞団体は少なくとも一団体10人以上参加されるそうで

1人で行くのは寂しすぎるかなと思い忙しい杉井も私も

スケジュール調整しているところです。

受賞スピーチもあります。

もちろん彼にやってもらいます。

色んなコンテストで私の教え子達は

総理大臣賞、農林水産大臣賞、文部科学大臣賞を

誰が何をもらったのかわからない程いますが。

(アドバイスした事はモチロンないです)

今回の賞は初です。

私?何の賞ももらった事ないです。

ちなみに副賞は企画案に沿った苗木、球根等100万円相当分だそうです。

お金じゃないのですねぇ〜。

 

| その他 | - | - |
寒中お見舞い申し上げます。

あっという間に年末、年始が過ぎていきました。

1日も休まずずーっと1年分の伝票仕事をしていました。

まるで1年分の日記を読み返している気がしました。

あんな事、こんな事あったんだなあと思いつつ忘れて

いる事の多さに驚きです。人間ドッグで年令なりに脳

が縮んでいるとの事ですが、年をとるってこういう事

なのかなと納得…できません。

時は容赦なく過ぎていきます。それもよりスピードを

あげて。

この14日で人生70年目を迎えます。よくやってこれ

たと思いつつ多勢の方にあらためて感謝です。

伝票仕事のあい間に久々さに小さな庭に出ました。雑

草を抜き、金明竹を半分ほど切りました。ちょっとつ

らいですがお隣に迷惑をかけそうなので。この竹は小

割りにして煮ています。竹染めにしようかと。庭掃除

の後をよくみると水仙、福寿草等、春の花の芽吹きを

たくさん見つけました。あまりの忙しさに何の世話も

してやれなかったのに元気で嬉しくなります。植物の

生命は凄いです。あらためて植物で表現できる幸せと

喜びに気付かされます。時々忘れてしまうのが悲しい

です。この幸せと喜びを感じるだけで報われているは

ずですよね。若い時は憧れたり競ったりも必要でしょ

うが、植物の表現の本質を求めてさえしていれば良い

と思う年令ですね。

本年は6月にグループ展11月に個展が既に決まっています。

思う様に動かない痛い手でやっていくつもりです。

また忙しい日々が続きそうです。アシスタントも入れ替わる予定。

身辺整理も徐々に進めなければなりません。

新しい年にもう一度弱ったエンジンのアクセルを踏む気力…あるかな?

努力って人と較べるものでもないですよね。

とにかくもやるべき事はやっていきたいです。

皆様も良い年を歩んで下さい。

 

 

 

シャクヤクの新芽

ミツマタの花の蕾

ミツマタは冬に花を準備してから葉を落とします。春に開花。

水仙の新芽

 

 

 

 

 

 

| 小さな庭の話 | - | - |
個展終了しました

 

無事個展を終える事ができました。

多勢の方々のご来廊、心より感謝しています。

久しぶりにお会いする方々が多く、本当に嬉しい2週間でした。

今回はできるだけ在廊するようにしましたが2日間だけ行けませんでした。

お会いできず申し訳なく思っております。

この年令になると同窓会気分になってしまってました。

皆様それなりに年とって、でもお元気で何よりです。

育児の為、レッスンをお休みになっていらっしゃる生徒さん方が遠方から子供を見て下さいと子連れで本当に多くの親子にきていただいた事が印象に残りました。

コラーゲン一杯のツヤツヤ肌の赤ちゃん達可愛いです。

なぜか全員男の子でした。

速くレッスンに戻りたいとおっしゃって下さいましたが、まだまだ手がかかりそうでお母さん達は大変です。

記念撮影しました。

まるでひいジイ様です。

この子達の未来に思いを馳せながら、毎日ヒビが大きくなる山桜の玉響を見ていました。

恐ろしい気持ちになりました。

コワれかかっている地球を、世界を、日本文化をこの子達に私が何をできるのかと自問してみても何もできない。

ただ祈るように植物に向かう事しかできないとしか言えません。

それもいつまで、と思うと悲しい現実に唖然としてしまいます。

そう思ってもやるべき事はしなければと来年の個展を決定しました。

植物で表現する事を選んだのなら植物に選んでもらえるようなりたいと思います。

 

 

気がつけば都内の紅葉が美しいです。

季節の変化にも気づかず、あっという間の一年でした。桜の咲いていた記憶すらありませんでした。

 

月の後半は出張続きとなります。

またノミをペンに持ち替えて確定申告もしなければなりません。

現実ってシンドイです。

年末には次の作品の為の準備に入ります。

アシスタントにまた辛い目にあわせなければなりません。

 

本当に皆様ありがとうございました。

感謝をこめて。

松田隆作

 

 

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